冬は冬らしく/10年前の某紙投稿原稿より②

冬は冬らしく  気温や天候は、ほぼ10年前のものですm(_ _)m

 石鎚山の7合目、初詣や山頂登山の人々を迎える成就の新年は、最低気温が氷点下8度、最高気温は氷点下5度で幕を開けた。因みに積雪は25センチ程。年末の30、31日に降ったもので、以来10日まで降雪はない。以前だとこの時点で積雪1メートル近くあったりもしたが・・・。

 そして7日には小雨、かつて年明けというか冬季に降るのは「雪」と相場がきまっていたが、近年は「雨」も降る。・・・地球温暖化の影響か?などと大層なことを思ったりもする。

 しかし、外気温氷点下8度となると流石に寒く、暖房されていない部屋や廊下の窓には氷紋と呼ぶ綺麗な氷の結晶が張り付く。濡れたものや水分を含んだものは要注意!そのままにしておくとミカンなどは冷凍になり、風呂場の濡れタオルは掛けたなりに凍り付く。もっとも成就で営業中の旅館はそんなことはないのでご安心を!

 石鎚の冬、雪を踏みしめ歩いていたら凛とした冷気が頬を撫でる。何故か快感・・・、多分半端な寒さじゃないから良いのだろう。陽に煌めく樹氷やダイヤモンドダスト。夜空には、澄み切った冷気のなかにオリオンが横たわっている。下界で見上げるそれとは星々の光量が違う様だ。次第に目が慣れ満天の星空だったことに驚いたりする。

冬は冬らしく!凛とした寒さも乙なものだ。

文責 事務局長 曽我部英司

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